こんにちは。AWESOME JAPANの土居です。 このサイトではKICKSTARTERに関する情報をご紹介していますが、今回は日本をテーマにしたKICKSTARTERのプロジェクトがどれくらいあるのかを調べてみました!!

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キックスターターでは、プロジェクトをスタートできる国は決まっており、日本はプロジェクトに出展されている製品を購入することは可能ですが、日本から出展することはできません。(2016/04/13時点)したがって、日本の方が出展したい場合は、現地に法人を持つか、現地の知人にお願いをする、現地法人を持っているキックスターターコンサルティングを会社にお願いする必要があります。そのため、上記のような検索をかけても、全てが日本人のプロジェクトではありませんので、ご了承ください。

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検索した結果、現時点では493プロジェクトありました。そのうち成功したプロジェクトは219件でした。成功率は約44%であり、キックスターター全体の成功率が約35%であることを考えると、約10%も成功率が高いことが分かります。   次に各分野の出展率を円グラフにまとめてみました。一番出展が多い分野はFilm & Videoで38プロジェクト,次いでGame、Art、Technology、Photography、 Design、Musicと続いています。では、次に最も調達金額を集めたプロジェクトを見てみましょう。

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ゲーム強し!!TOP5は全てゲーム分野!!

成功した日本に関するプロジェクトの中で調達金額の多い順に調べてみた所、TOP5は全てゲームでした!いくつかご紹介します。

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全世界が続編を待ち望んだシェンムー3。こちらが1位となっており、約6億8900万円(1ドル=108円計算)の調達金額おなっております!! ちなみに現在もコチラから支援可能となっていますので、ご興味がある方は是非支援してみてください。

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第2位は、bloodstainedというゲームです。五十嵐孝司さんというゲームデザイナーが行っているプロジェクトです。五十嵐さんは、ときめきメモリアルの開発に携わり、2001年の「悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ」(移植作品)からは同シリーズのプロデューサーとなり、以降同シリーズやその他のコナミのゲームに関わり、2014年3月15日に新たな開発スタジオを開くためにコナミを退社し、同年9月、株式会社ArtPlayの立ち上げに関わった方です。(Wikipedia調べ)探索型の2Dアクションゲームを作成するためにスポンサーを見つけましたが、出資の条件として市場ニーズがあることを証明する必要があったそうです。そこでキックスターターに出資を求めたようです。結果、約6億円の資金を集めることに成功しました。キックスターターを利用することで、本作品が海外にどのくらいニーズがあるのかを確認できたこともキックスターターのスゴイところですね。

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第3位は、MIGHTY No.9というゲームです。ロックマンのキャラクターデザインを担当していた株式会社comceptの代表である稲船敬二さんが作る最新のジャンプアクションゲームとしてプロジェクトを立ち上げました。結果は、約4億円の資金を集めることに成功しました。ヒット作を出したゲームクリエイターが作る新しいゲームにはかなり需要があることが伺えます。

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ゲーム以外でも、調達金を多く得ているものはあります。それがコチラ「空中盆栽」です。こちらの製品は、上のゲームに比べると調達金額は約9,200万となりますが、目標金額が約870万円でした。盆栽という日本の文化を最新のテクノロジーとデザインをローカライジングしたことにより、大成功したのではないかと思われます。 如何でしたでしょうか?日本のゲームは衰退していると言われていますが、キックスターター内ではまだまだ人気があることが伺えました。簡単ですが、以上が日本に関するプロジェクトをまとめたものとなります。また、ゲームほど高額ではありませんが、自社製品を上手くローカライジングすることで成功しているプロジェクトもありますので、近いうちにローカライジングで成功したプロジェクトをまとめてみたいと思います。


Posted on: 2016年4月14日 | Author: Shinya Doi
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