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こんにちは。AWESOME JAPANの山﨑です。

世の中には2種類の人間がいます。コーヒーを飲める人とコーヒーが飲めない人です。飲める人口の方がかなり多いかと思いますが、その中でコーヒーを豆から挽いて抽出している人は一体どれだけいるのでしょうか。私も飲める側の人間ですが、面倒なので1杯ごとのドリップ式やポーション式コーヒーマシーンでお茶、というかコーヒーを濁しています。手で挽いて飲んでみたいとも思っていますがミルやらポットやらとよくわからないので手を出せずにいます。

コーヒー愛好家の方に聞いたところによると、こだわるべきは豆とコーヒーミルなのだそうです。今回はKickstarterで支援を受け付けているコーヒーミルを紹介します。

分かりやすく「Precision Coffee Grinder(精密コーヒーグラインダー)」と名付けられたこのミルは、22cm程度の高さのコンパクトでお洒落なコーヒーミルです。回しやすい縦回しのハンドルと、セラミック製の擂り臼で楽な豆挽きを実現させたそうです。

ガラス部分はPYREXでも有名なホウケイ酸ガラスを使用しており、底に貼ってある滑り止めシートと合わさって耐久性も問題ありません。

またコーヒーを引くときに重要なのが「粉の細かさ」です。

このコーヒーミルではカメラレンズのフォーカスリングのようにドットのついたリング部を回すことで125ミクロン単位で20段階の細かさに設定することができます。普通の場合大体12段階で表すそうなのでかなり細かい設定が出来そうです。

このデザインはもともとプロジェクト作成者による「CrowdCoffee」というクラウドソーシングプロジェクトによって選ばれたデザインなのだそうです。そのプロジェクトの目的は今までのコーヒーミルデザインをより良いものにする事でした。

そこで彼らが使ったのが日本の工場から世界に波及した「Kaizen(改善)」というプロセスです。つまりは現場主導で生産工程や商品のデザインそのものをより良くしたいということだったようです。知りませんでしたがKaizenはTsunamiやNinjaなどと並んで国際語みたいですね。

閑話休題。

またこのプロジェクトの特徴としてハンドルのノブに使われている木材をコスタリカのコーヒー農家からリサイクル材として調達して、コーヒー農家へ還元するというものがあります。ただコーヒーミルを作るだけでないところが面白いですね。

執筆時時点で$35000の目標に対して2300人以上から$175000もの支援を達成しています。このコーヒーミルはあと2週間の期間を残しているのでそれまでに一体いくら集めるのか注目です。

インテリアとしても優秀なこのミルで毎朝のコーヒーを「Kaizen」してみてはどうでしょうか。

プロジェクトページはコチラから、日本からの支援方法の詳細はコチラからどうぞ。

Posted on: 2015年2月23日 | Author: YamazakiWataru
Categories: デザイン